無線LANでデジカメの写真を飛ばせるSDカードというと、かつてはEye-Fiしかありませんでしたが、今は色々選択肢が出てきていますね。

僕は水中撮影用のE-520と、地上用のOM-D EM-5の両方でEye-Fiを使ってきました。特に水中撮影では、ハウジングからカメラを取り出さずにスマホに写真を転送できるので、「潜り終わったらすぐに水中写真をツイート」という、今まで不可能だと思っていたことができるようになりました。

しかし便利だけど不満もあった。元々Eye-Fiは、撮った写真をガシガシとLAN上のPCに転送するというのが目的の製品なので、全写真の転送が基本。選択した写真だけを転送することも可能ではあるけど、対象写真をフラグ付けするためにカメラ側で目的の写真を「ロック」するという操作が必要。水中カメラだとこれが結構大変(重いんで)。そしてロックしちゃうとカメラから写真を消す時に面倒。Eye-Fiでスマホへ転送する機能である「ダイレクトモード」は後付けということもあってか、設定が分かりにくかったり、転送タイミングが謎だったり、不安定だったりとか。まあこれらの不満が無視できるほどに超便利な製品ではあるのだけど、ちょっと初心者には勧めにくい印象がありました。

一方最近のEye-Fi類似製品は、最初からスマホへの転送を目的としているので、スマホ側で画像一覧を表示し、目的の写真を選んで転送、という分かりやすい仕組みになっています。

で今回FlashAirを試してみることにしました。これを選んだ理由としては、公式にAPIが公開されサードパーティの開発を積極的に後押ししているから。こういうの大好き。純正アプリが気に入らなければ自分で作るという道が公式に用意されている。ああなんか作りたい。

価格も16GB/Class10版で量販店でも5千円程度と、遊べるプラットフォームとしては激安。

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使ってみると思ってた以上にEye-Fiより断然手軽だし分かりやすかった。デジカメの電源を入れて、スマホからSSID flashair_xxxxxに接続した状態でブラウザを立ち上げるだけでデジカメ内の写真一覧が表示される。専用アプリを使えば、さらにサクサク表示できる。好きな写真をダウンロードしてデジカメの電源を切るだけでok。すごくシンプル。これなら誰にでもお勧めできそうです。

公式iPhoneアプリはシンプルで悪くないものの、不満がなくはありませんでしたが、そこは自分で作る道が用意されているので、むしろイケてなさは歓迎するところです。

ちなみにOM-D EM-5は公式サイトでは未対応となっていましたが、特に問題なく使えました。とはいえ自己責任で、対応機種を確認のうえ買ってくださいね。

Eye-Fi(16GB/Class10)と比べるとEM-5の起動速度が大幅に速くなったということも付け加えておきます。これだけでも買って良かった。

開発者向けサイトによると、ファイル書き込みを行うAPIや、無線LAN子機になるモードなど隠し機能?があるようなので、たとえばデジタルフォトフレームの写真をLAN経由で書き換える、なんてこともできそうです。デジカメ以外の用途を考えてみるのも楽しそう。