Pogoplugがやっと正式に日本で買えるようになった。売れそうな商品なのに日本に入ってくるまで長かった。
Pogoplugは、USBディスクをファイルサーバ化する、いわゆるNASアダプタの一種。この製品の画期的なところは、ルータの設定を変えたりVPNを使ったりすることなく、インターネット越しにどこからでも仮想的なローカルディスクとしてアクセスできるというところ。価格も1万円以下なので気軽に導入できる。
実は今使っているルータにはDDNS機能とPPTPサーバ機能があるので、自宅へも普通にVPNして普通のNASにアクセスすることもできるからこんなの不要かも。でも手軽に越したことはないので導入してみた。やはり常にマウントされている環境のほうが断然気軽に使えて活用しやすいはず。
色々あって接続するHDDがまだ無いので、128MBの古いUSBメモリを刺してテスト。
パッケージを開けると梱包物リストに「スタートアップガイド」とあったが、そんなものは入ってなかった。まあでも説明書いらない。Pogoplugのサイトにアクセスしてアクティベートしてから、クライアントソフトをダウンロードしてインストールするだけ。これで「どこでも使えるローカルドライブ」が得られる。
よくDropbox的なものとして紹介されるけどちょっと違うよ。ローカルにマウントするという点は同じだけど、Dropboxのようにローカルに同期してオフラインでも使えるというわけではない。あくまでも単なるネットワークドライブ。もちろん速度面でもDropboxのようにはいかない。作業ドライブとしては使いにくいと思う。この点は惜しい感じがする。RubyDropを組み合わせるといいかなあ...?
ユーザー管理などはできないので、ドライブを複数の人で共有するような用途には向かない。これはちょっと残念。
MacOSXではDockにPogoplugのアイコンが出っぱなしになるのが鬱陶しい。Docklessを使って表示しないようにした。あと、ゴミ箱が使えないのがかなり残念。
ファイル共有機能は普通のNASではできないことで、これは便利そうだから活用したい。ちょこちょこ残念なポイントはあるけど、この製品は手軽さがキモでしょう。...まあ、気に入らなかったらOpenPogoというのを入れてSambaを入れて普通のNASとして使うこともできそう。Linuxをいじれる人だったら無駄にはならないでしょう。
Time Machineのバックアップ先としても使えないようなので、やっぱりSambaを併用しようかな。