Apacheのインストール
バージョン | Apache 1.3.3 | |
OS | Slackware 3.6 (Linux 2.0.35) | |
ホームページ | http://www.apache.org/ (公式ページ) | |
ダウンロード | ftp://mirror.nucba.ac.jp/mirror/Apache/ |
超メジャーなソフト(世界一のシェアを持つWebサーバ)なので、インストール自体は簡単になっています。
2002/4/23
・ Apache 2.0のインストールについてはこちらをご覧ください
準備
適当なディレクトリでアーカイブを展開して、apache_1.3.3へ移動します。
$ tar xvfz apache_1.3.3.tar.Z $ cd apache_1.3.3
次にconfigureを実行します。もしデフォルト(/usr/local/apache)以外のディレクトリにインストールする場合は、ここで引数で指定する必要があります。他にも色々オプション設定ができるようですが、今回はすべてデフォルトでインストールしました。
$ ./configure
コンパイル
これでMakefileができるので、次にmakeを実行します。
$ make
インストール
次に、suでroot権限になってからインストールを行います。
$ su # make install
テスト
ちゃんとインストールできているか確認します。以下のようにしてWebサーバを起動します。
# /usr/local/apache/sbin/apachectl start
起動に成功したら、Webブラウザで http://ホスト名:8080/ を開いてみます。開ければインストールは成功しています。確認が終わったらWebサーバを終了させます。
# /usr/local/apache/sbin/apachectl stop
設定
設定ファイルは/usr/local/apache/etcにあります。
デフォルトでインストールした場合、ポート番号は8080になっているので、標準のWebサーバとして使用する場合は、80に変更しておいたほうが良いでしょう。変更するにはhttpd.confのPort行を編集します。
# Port: The port the standalone listens to. For ports < 1023, you will # need httpd to be run as root initially. Port 80
ユーザーが自由に使えるCGI(アクセスカウンタなど)をインストールする場合などは、/cgi-bin/をパブリックなCGIパスとして有効にする必要があります。それには、srm.confの以下の行がコメントアウトされているので、コメントを外します。
ScriptAlias /cgi-bin/ "/usr/local/apache/share/cgi-bin/"
http://ホスト名/cgi-bin/test-cgi が表示できるかどうか確認してください。
次に、.haccessファイルによるアクセス制御(ユーザーによるCGI使用の許可など)を有効にするにはaccess.confを編集します。このファイルではディレクトリごとにより細かい設定ができます。用途に応じて設定します。以下の設定では、.htaccessファイルの有効をデフォルトにします。以下の設定では、.htaccessファイルで、すべての設定がオーバーライド可能。つまりユーザーによるCGI使用などがすべて許可されます。
# First, we configure the "default" to be a very restrictive set of # permissions. <Directory /> Options FollowSymLinks AllowOverride All </Directory>
変更した設定を反映させるには、Apachを再起動します。
# /usr/local/apache/sbin/apachectl restart
自動起動の設定
OSブート時に自動的に起動するように設定します。この設定方法はOSによって異なります。ここではSlackware Linuxでの例です。
/etc/rc.d/rc.localに以下を追加します。
# Start Apache /usr/local/apache/sbin/apachectl start