1999/1/11
バージョン Apache 1.3.3
OS Slackware 3.6 (Linux 2.0.35)
ホームページ http://www.apache.org/ (公式ページ)
ダウンロード ftp://mirror.nucba.ac.jp/mirror/Apache/

超メジャーなソフト(世界一のシェアを持つWebサーバ)なので、インストール自体は簡単になっています。

2002/4/23
Apache 2.0のインストールについてはこちらをご覧ください

準備

適当なディレクトリでアーカイブを展開して、apache_1.3.3へ移動します。

$ tar xvfz apache_1.3.3.tar.Z

$ cd apache_1.3.3

次にconfigureを実行します。もしデフォルト(/usr/local/apache)以外のディレクトリにインストールする場合は、ここで引数で指定する必要があります。他にも色々オプション設定ができるようですが、今回はすべてデフォルトでインストールしました。

$ ./configure

コンパイル

これでMakefileができるので、次にmakeを実行します。

$ make

インストール

次に、suでroot権限になってからインストールを行います。

$ su

# make install

テスト

ちゃんとインストールできているか確認します。以下のようにしてWebサーバを起動します。

# /usr/local/apache/sbin/apachectl start

起動に成功したら、Webブラウザで http://ホスト名:8080/ を開いてみます。開ければインストールは成功しています。確認が終わったらWebサーバを終了させます。

# /usr/local/apache/sbin/apachectl stop

設定

設定ファイルは/usr/local/apache/etcにあります。

デフォルトでインストールした場合、ポート番号は8080になっているので、標準のWebサーバとして使用する場合は、80に変更しておいたほうが良いでしょう。変更するにはhttpd.confのPort行を編集します。

# Port: The port the standalone listens to. For ports < 1023, you will
# need httpd to be run as root initially.

Port 80

ユーザーが自由に使えるCGI(アクセスカウンタなど)をインストールする場合などは、/cgi-bin/をパブリックなCGIパスとして有効にする必要があります。それには、srm.confの以下の行がコメントアウトされているので、コメントを外します。

ScriptAlias /cgi-bin/ "/usr/local/apache/share/cgi-bin/"

http://ホスト名/cgi-bin/test-cgi が表示できるかどうか確認してください。

次に、.haccessファイルによるアクセス制御(ユーザーによるCGI使用の許可など)を有効にするにはaccess.confを編集します。このファイルではディレクトリごとにより細かい設定ができます。用途に応じて設定します。以下の設定では、.htaccessファイルの有効をデフォルトにします。以下の設定では、.htaccessファイルで、すべての設定がオーバーライド可能。つまりユーザーによるCGI使用などがすべて許可されます。

# First, we configure the "default" to be a very restrictive set of
# permissions.

<Directory />
Options FollowSymLinks
AllowOverride All
</Directory>

変更した設定を反映させるには、Apachを再起動します。

# /usr/local/apache/sbin/apachectl restart

自動起動の設定

OSブート時に自動的に起動するように設定します。この設定方法はOSによって異なります。ここではSlackware Linuxでの例です。

/etc/rc.d/rc.localに以下を追加します。

# Start Apache
/usr/local/apache/sbin/apachectl start