2004/4/19
バージョン mod_jk 2.0.2
Apache 2.0.49
Tomcat 5.0.19
Jetty 4.2
OS Red Hat Linux 9.0
公式サイト http://jakarta.apache.org/site/sourceindex.cgi

ApacheとTomcatを連携するにはmod_jk2を使用します。Tomcatだけでなく、Jettyでも使用できます。

ApacheとTomcatのインストールは特に問題ないでしょうから割愛します。一応Apacheをインストールする方法はこちらにも書いてあるので参考にしてください。Tomcatのほうはアーカイブを展開するだけなので問題ないでしょう。

こちらから、Tomcat Web Server Connectors (JK2) のソースコードをダウンロードします。

インストール

アーカイブを展開して、コンパイルします。

$ tar xvfz jakarta-tomcat-connectors-jk2-src-current.tar.gz

$ cd jakarta-tomcat-connectors-jk2-2.0.2-src/jk/native2
$ ./configure --with-apxs2=/usr/local/apache2/bin/apxs

$ make

手動でApacheのmodulesディレクトリにインストールします。

$ su

# cp ../build/jk2/apache2/mod_jk2.so /usr/local/apache2/modules

設定

/usr/local/apache2/httpd.confに以下を追加します。

LoadModule jk2_module         modules/mod_jk2.so

続いて、/usr/local/apache2/conf/workers2.propertiesというファイルを作ります。内容は次のようにします。

[channel.socket:localhost:8009]
[shm:]
disabled=1
[uri:/hoge/*]

この場合、http://HOSTNAME/hoge/〜 以下のURLがTomcatに渡されるようになります。

Tomcatのconf/jk2.propertiesに以下を追加します。

channelSocket.port=8009

Tomcatのserver.xmlに以下の行があることを確認してください。8009番ポートを使ってApacheからTomcatに処理をまわすように設定されています。

<Connector port="8009" enableLookups="false"
redirectPort="8443" debug="0" protocol="AJP/1.3" />

Tomcatに直接繋がれないようにするため、逆に <Connector port="8080" 〜 の部分は削除してください。

これでインストール完了です。最初にTomcatを起動した後、Apacheを起動してください。

ちなみにJettyでも同じようにmod_jk2を使ってApacheと連携する事が可能です。