2001/3/4
バージョン DHCP 2.0pl5
OS RedHat 6.1J
ホームページ http://www.isc.org/products/DHCP/
ダウンロード ftp://ftp.isc.org/isc/dhcp/

DHCPサーバはもはやおなじみでしょう。クライアントマシンの面倒なネットワークの設定を、勝手にやってくれるサーバです。最近の低価格なルータにはDHCPサーバ機能が内蔵されいるので、無意識のうちに家庭内にDHCPサーバがある。という人も少なくないでしょう。しかしルータのDHCPサーバは簡易的なもので機能的に不十分なこともあるかもしれません。そんな時は自前でDHCPサーバを立てましょう。

インストール

普通の手順です。

$ tar xvfz dhcp-2.0pl5.tar.gz

$ cd dhcp-2.0pl5
$ ./configure

$ make

$ su

# make install

設定ファイル/etc/dhcpd.confを作ります。以下は最もシンプルな設定例です。まずはこれを参考に自分のネットワークに合わせて記述してください。

option domain-name "tohken.bitarts.co.jp";
option domain-name-servers 192.168.0.1;
option subnet-mask 255.255.255.0;

subnet 192.168.0.0 netmask 255.255.255.0 {
    range 192.168.0.100 192.168.0.132;
    option broadcast-address 192.168.0.255;
    option routers 192.168.0.254;
}

DHCPサーバは/var/state/dhcp/dhcpd.leasesというテンポラリファイルを使うので、事前に空ファイルを作っておく必要があります。以下のようにします。

# touch /var/state/dhcp/dhcpd.leases

以上で完了です。以下のように起動します。

# /usr/sbin/dhcpd