2000/12/25
バージョン PostgreSQL 7.0.3
OS RedHat 7.0J (Linux 2.2.16-22)
ホームページ http://www.postgresql.org/ (公式ページ)
http://www.sra.co.jp/people/t-ishii/postgres95/ (日本語の情報)
ダウンロード ftp://ftp.postgresql.org/pub/

PostgreSQLはフリーのオブジェクトリレーショナルデータベース管理システム(ORDBMS)。日本語も問題なく扱え、非常に強力である。

この記事は古いバージョンのインストール手順です。より新しいバージョンのインストールについては、こちらからどうぞ。

展開&コンパイル

日本語を扱えるようにするため、configureで--enable-multibyte=EUC_JPを指定する。

$ tar xvfz postgresql-7.0.3.tar.gz

$ cd postgresql-7.0.3/src
$ ./configure --enable-multibyte=EUC_JP

$ make all

インストール

PostgreSQLは、root権限でのインストール、起動ができないので、新たに専用のアカウントを作る。今回はpostgresというアカウントを作った。

$ su
# /usr/sbin/adduser postgres

インストール先ディレクトリを作り、postgres権限に設定しておく。

# mkdir /usr/local/pgsql
# chown postgres:postgres /usr/local/pgsql

postgresでインストールする。

# su postgres

[postgres]$ make install
[postgres]$ cd ../doc
[postgres]$ make install

初期設定

~postgres/.bash_profileに以下を追加する。

export PATH=$PATH:/usr/local/pgsql/bin
export POSTGRES_HOME=/usr/local/pgsql
export PGLIB=$POSTGRES_HOME/lib
export PGDATA=$POSTGRES_HOME/data
export MANPATH="$MANPATH":$POSTGRES_HOME/man
export LD_LIBRARY_PATH="$LD_LIBRARY_PATH":"$PGLIB"

.bash_profileを再読み込みする。

[postgres]$ source ~postgres/.bash_profile

データベースを初期化する。

[postgres]$ initdb

PostgreSQLサーバを立ち上げる。

[postgres]$ pg_ctl -o "-S" start

データベースを作る。createdbコマンドの引数を省略するとユーザー名と同じ名前のデータベースが作られる。つまりここでは「postgres」というデータベースを作成している。

[postgres]$ createdb

psqlで接続できれば成功。

[postgres]$ psql
Welcome to psql, the PostgreSQL interactive terminal.

Type:  \copyright for distribution terms
       \h for help with SQL commands
       \? for help on internal slash commands
       \g or terminate with semicolon to execute query
       \q to quit

postgres=#

自動起動の設定

/etc/rc.d/rc.localに以下を追加する

su postgres -c "/usr/local/pgsql/bin/pg_ctl -o '-S -i' -D /usr/local/pgsql/data start"