自宅のネットワーク

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会社のネットワーク

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 図にしてみました。私のバイオ505の使用環境です。自宅とオフィス双方でネットワーク環境で使用しています。やはりサブノートは母艦と連携することにより多くの恩恵を受けることができますので、やはりネットワークで使用してこそってもんです。

自宅のネットワーク

 普段、開発用&ゲーム用に使っているメインマシンはWindows 95マシンです。それにFreeBSDマシンをDNS、ファイルサーバ、プリントサーバ、FAX受信用として24時間稼動させています。ダイヤルアップルータMN128-SOHOでISDNでインターネットに接続しています。

会社のネットワーク

 開発用のデスクトップマシン(Windows NT 4.0)だけが自分専用で自由に使えます。インターネットへのアクセスにはプロキシサーバを使わなければなりません。

バイオ505の導入

 で、ここにバイオを導入するわけですが、両方の環境でいかに快適に使えるようにできるか考えてみました。環境が変わるたびにIPアドレスの設定を変えてリブートするのは面倒くさい。なんとかならんか。

 最初に思いつくのはアドレス体系を同じにしてしまうこと。もちろん会社のほうは変えられないから自宅のほうを変えるわけですが、会社のアドレス体系がクラスAなのが嫌いなのと、UNIXでIPアドレスを変えるのは面倒くさいということでアドレス体系をそろえる案はやめました。

 IPアドレスの設定を簡単に切りかえられるシェアウェアがあるそうですね。これは便利そうですが、海外のシェアウェアということで送金が面倒くさそうだということで、これも却下。結局今回はDHCPサーバを導入してみることに決定しました。

DHCPサーバを立ち上げる

 DHCPサーバとは、クライアントはネットワークの設定で「IPアドレスを自動的に取得」にしておくだけで、勝手にIPアドレスの割り当てから、デフォルトゲートウェイ、DNSの設定までしてくれるという、ありがたいサーバです。

 まず自宅ネットワークにDHCPサーバを立ち上げます。MN128-SOHOにはDHCPサーバの機能が載っていますから、なにも追加しなくても、簡単に立ち上げることができました。バイオの設定を「IPアドレスを自動的に取得」にするだけで、あっという間にLANに接続され、何も設定しなくてもルータを通ってインターネットに接続することができました。母艦マシンの電源が入っていなくても、ルータさえ動いていればIPアドレスを割り当ててもらうことができます。この手軽さは結構感動的。

 続いて会社。最初からDHCPサーバが立ち上がっていてくれれば何も問題ないのですが、残念ながら立ち上がっていませんので、自前で立ち上げるしかありません。私が設定をいじれるのは、Windows NT Workstationなので、標準ではDHCPサーバの機能がありません。そこでフリーソフトウェアの「簡易DHCPサービス」を使ってみることにしました。これはNTだけでなく、Windows 95でも立ち上げることができるそうなので、私のように運良くMN128-SOHOを持っていなくて、母艦がWindows 95しかない場合でもDHCPサーバを立ち上げることができるでしょう。ただし、「母艦が動いていないとIPアドレスが割り当てられない」ので、利用環境によっては使いにくいかもしれません。

 ということで、会社のほうのDHCPサーバも特に問題なく立ち上げることができました。DHCPサーバは、クライアントからサーバ自体のアドレスさえも自動認識されるため、他人のマシンでDHCPサーバを使う設定をしている場合に、横取りされてしまうことがあります。そのため、念のため接続クライアントを限定する設定(MACアドレスで指定)を行っておきました。

快適!

 以上でネットワークの設定は完了です。これでネットワークの設定を気にしなくても、繋ぎかえるだけ(リブートしない場合はwinipcfg.exeで更新要求をする必要はあったりしますが)で双方の環境で使えるようになりました。あとはWebブラウザでプロキシの設定をオンオフしなければならない程度で、十分に快適です。ちなみにメーラは複数のアカウントが簡単に扱える、Becky!を使っています。

 以上、まあ普通の使い方ですが、まだDHCPを試していない方は、試してみる価値ありです。